古高取・古唐津展2011目録
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古高取・古唐津展 目録
目録に掲載の写真を少し紹介します。 |
No.017 古箱に唐津茶碗とあるが、唐津としては茶碗の形体、釉、胎土等、異質。当代小堀宗中宗匠による箱書には内ヶ磯窯茶碗とあり、内ヶ磯茶碗とみて間違いない。 |
No.020 平成五年頃、大阪美術倶楽部で著名な美術商が内ヶ磯の茶碗として落札した。美術商の間では、すいぜんの的。ゆったりとした形状に瀧の様に流れ込んだ釉は美しく、銀色に変化した窯変も見所となっている。三つに割り切りされた高台からはマサ質の胎土が覗き、味わい深いものとなっている。内ヶ磯窯の名碗の中の一つといえるのではないだろうか。 |
No.024 箱は裏千家淡々斉宗匠による「朝鮮唐津ゆがみ鉢、茶碗にもちう」との書付がある。唐津物にも切高台はみられるが、不等辺の三角に歪めた様子や胎土等から、内ヶ磯窯と思われる。 |
No.035 口作りは外に折り返し丸縁。厚い灰釉に二筋の鉄釉の流れが景色となっている。普通厚くかかった釉は火の勢いにより露胎下部まで流れるものが多いが、それがなく釉止まりも均等で美しい。山田窯との説もある。 |
No.038 桃山~江戸初の変形皿には葉形が多く本器もそのなかに入るのではないだろうか。花弁を凹凸で表し、口端には違った釉薬を施し、華麗で均衡のとれた形には厳しいまでの作技がある。その上、魅力と愛らしさを感じさせる皿で、風格も充分ある。手法は型打成型。菱形に付けた高台の中央四ヶ所を削り、割高台にしている。この向付が内ヶ磯窯の偉作で、内ヶ磯窯の全てを語ると云ったら過言だろうか。箱書には唐津とある。 |
No.056 文化文政頃の発掘品と思われる。数ある唐津古窯の中でも帆柱窯のものは数が少なく幻の窯物と云われている。昭和38年発刊「唐津」水町和三郎・鍋島直紹共著(白凰社)に掲載されている。 |
No.078 祥古谷窯、または李祥古場窯で焼かれたのものだろう。 |
No.091 典型的な朝鮮唐津の徳利だが、現存数が少ない。内側は無釉になっているが焼き締まっている。胎土はザングリとして縮緬皺がでている。藤の川内窯で焼かれたものと推測される。 |
No.094 細く描かれた線は額縁のようでもあり、料理を盛ることを考えデザインされたのではないだろうか。阿房谷窯で焼かれたものと推測する。 |
構 成 全110頁 |
ご挨拶 ・・・ 1 |
価 格 | 一冊 1,000円 |
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